活動報告詳細
参加者12名。練馬駅から大江戸線大門駅で下車。徒歩五分で旧芝離宮恩賜庭園に到着。入園したら五十嵐ボランティアガイドが待っていて下さった。一歩庭園に足を踏み入れると、目の前に回遊式庭園の素晴らしい光景が飛び込んできた。
この庭園は以前海面だったが、1655年頃埋め立てられ1678年に老中大久保忠朝の邸地となり、小田原から庭師を呼び寄せ作庭し、「楽壽園」と命名された。その後、徳川家や有栖川家の所有となり、宮内省が買い上げ、芝離宮となった。大正十二年の関東大震災で建物や樹木のほとんどが消失。翌年昭和天皇のご成婚記念として東京市に下賜され、整備して一般に公開されるようになったとのこと。説明を聞いた後、庭園を周遊し、高さ六メートルの大山に登ったり,園景の要となる中島を歩いたりした。池では、美しいサギが私たちを迎えてくれた。ガイドさんの話では、日頃はあまり姿を見せないとのこと。
ガイドさんにお礼を言ってお別れし、次の目的地浜離宮恩賜公園に向かった。徒歩十五分で着いたら吉川ボランティアガイドが迎えて下さった。
この庭園は德川将軍家の庭園なので、広大で後楽園球場の三倍位とのこと。海水を引き入れ、潮の干満によって池の趣を変える様式で都内では唯一の海水の池。園内に三つのお茶屋があり、中島のお茶屋では、休憩したりお抹茶・和菓子セットをいただいたりできる。鴨場も二つあり、一月二・三日には鷹匠が鴨狩りの実演を見せてくれるとのこと。
一番見ごたえがあったのは、将軍家宣の時植えられた三百年の松。太い枝が低く張り出し堂々とした姿を誇っていた。
二つの庭園をガイドさんに案内してもらったので、いろいろなことが分かって楽しかった。汐留駅隣接の電通ビルで解散し、レストランで好みの食事をした。